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狸系の里 シーズン2

はじめの一歩、二歩、散歩・・

メリカント 思い続けて(作品11-2)

この歌詞は、フィンランディアレーベル「オスカル メリカント‐The Most Beautiful Songs」[WPCS-10648]によります。歌詞カードには谷口ひろゆき氏の訳が載っていて、聞くだけならわざわざ訳すこともないのですが、自分で訳して見るとおもしろい発見があったりします。

この訳で「良き人たちを呼び寄せる」と訳した部分は原詩で”suola ammentaa”となっていて、直訳すると「塩を集める」となります。ちょっと意味が取りにくい箇所ですが、歌詞カードでは「優しさをもたらす」と訳してあります。

この語句を何故「良き人たちを呼び寄せる」と訳したかというと、新約聖書に「あなたたちは地の塩である」という一句があり、これを参考にしました。結果として信楽訳では、世が乱れようとも揺らぐことのない信仰の告白という色彩が強い内容になっています。

「貴方」をキリストと思うことは詩句の一つの解釈ではありますが、故郷の大切な人と解釈しても無理はないように思うので、そのあたりの自由度が詩の解釈の難しさと面白さなのでしょう。

 

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思い続けて(作品11-2)

 

世界が乱れるときに

あなたを私は忘れるのだろうか?

あなたを思い続けるときに、

私は世界を忘れるのだ。

あなたを思い続けるときに、

私の心は癒される。

世界よ乱れるがよい、いかに乱れようとも

私の心は癒される。

 

心のなかのあなたの姿は

善き人たちを呼び寄せる。

あなたの姿を思い出す時に

悪しきものは退散する。

あなたを思い続ける時に、

私は空を仰ぎ見て、

故郷の湖の

静かな安らぎに思いを寄せる。

  

O.メリカント

信楽