狸系の里 シーズン2

はじめの一歩、二歩、散歩・・

変調伊呂波歌

異国の暮らしは

ロマンスばかりじゃないよって、

ハードに

ニヒルに構えてみたが、

惚れた貴方の

返事を待って、

とうとう季節がまた過ぎる。

 

ちっとはお前

利口になれと、

濡れた睫毛を鏡に写し、

ルージュを引く手をしかりつけ、

大きく膨らすから元気。

 

私ってほんとに

かわいげ無しね。

よせばいいのに

高ぶって、

麗人らしい振舞いは、

そつなくこなして疲れきる。

 

次の春には愛しい人と

懇ろに日々を送ろうと、

何度も神様、仏様、

楽な手ばかり考えて、

無理よと言われて日が暮れる。

 

歌の文句に出てくるような

人に合いたい、ただそれだけで、

野超え、山超え、川超えて、

大海原もなんのその、

苦節3年、探して旅路、

やっと合ったら

また貴方。

 

けんかばかりで

振り回されて、

こんなはずじゃと

縁を切ったはずが、

天使はどうして天邪鬼。

 

貴方が私を選ばなければ、

さっきのいい人私のことを、

きっと選んでくれたはず。

許せないのよ、あなたのセンス、

目ン玉、ちゃんとついてるの、

みんなをちゃんと見ているの、でも

しかたないわね、貴方は私!

 

えい、もう、こうなりゃやけっぱち、

人様が何と言おうとも、

元の二人を取り戻し、

千年、万年、永遠に、

好き、すき、好きで、暮らしましょう。

 

ん♪

 

ネタばらしは気が効かないものですが、各行の最初の一字を縦に読むと、タイトルの意味がわかります。 (*^ ^*)ノ