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狸系の里 シーズン2

はじめの一歩、二歩、散歩・・

回顧録と新年への抱負(^ ^;)

ある業界では、大学院に入ることを入院、出ることを退院というそうですφ(^ ^;)。もう半世紀位も前になりますが、信楽さんは、銀杏並木で有名なとある院に入院していた時期があります。当時はまだトランジスタ式計算機とリール式磁気テープの時代で、夏でも空調が効いた部屋で、カードリーダからプログラムを入力してプログラムを実行するとCPUパネルについているランプを見ながらどのあたりを実行しているかが判るという、今からは想像もつかないような環境に生息しておりました。

 

当時こんなこと1)2)3)をやってました。

1) 線形予測ボコーダーを実装

2) (商用音源から採った)伴奏付き音声を対象に分析と合成とを試みる

3) 伴奏音がピアノの場合には、パラメタ処理で音声が回復できることを発見

オーケストラ伴奏付き音声データを処理して声のパートを取り出すという報告があり、手順が簡単そうに見えたので試してみたのですが、案に相違して全くうまくいかない。カンツオーネ(カセット)やスウェーデン民謡(ソノシート)から採ったデータから復元した音では声が全く聞き取れず、辛うじてピアノ伴奏の場合のみ声が聞きとれたという・・

あとから考えると、参照した資料にあったオーケストラ伴奏付きの音声は機械式録音の時代の資料だったらしい。機械式録音の時代はミキシングなど考えられなかったので、録音機の前に歌手が立ち、その後ろにオーケストラが配置されていた。他方、今の商用音源では、マイクから拾った音をバランスよくミックスしている。この差は音の強さの差になるはずなので、ボコーダーのパラメタを処理するという単純な方法では商用音源を対象にして声を復元する試みがうまくいかなくてもそれはそれで仕方ない、とも言えるのですが。

 

当時は気持に余裕がなく、どう纏めてよいか決めかねていて、結果としてあまりに未熟なままの卒論で出てきてしまい、いつかきちんとしたものに仕上げたいと思いながら現在まで来てしまいました。*1内向けの考え方を整理しようとネットを見て情報を集め、文章を作って、今読みなおすと同じ所をぐるぐる回っている、これは自分でも判っていたことなのですが如何とも仕方なく・・β(^ ^;;)。

 

でも内向けの考え及びこれを外から見たときの見え方については、今年の末辺りにともかくの結論を作ったので、来年からは心機一転、攻めの体制を整えて行こうと思っています。

*1:例えば、どの分野に帰属するつもりでいるのか。情報科学情報工学?情報社会科学?それとも当時まだ立ち上がっていなかったけれど、情報民族音楽学のような領域を立ち上げるつもり?科学はモデルを通して見えないものを知る活動であり、工学はモデルを通して技術を具体化する活動を言う。音楽を対象に選んで、音楽について知ろうとするならそれは情報を方法論とする社会科学であろうし、音楽という対象に係わる技術を具体化するならそれは情報を方法論とする工学と言える。所属は「情報科学」だったので工学を名乗るのは適当でないし、科学を名乗るには纏め方が判らない。