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狸系の里 シーズン2

はじめの一歩、二歩、散歩・・

音楽の四次元空間と民族音楽学

民族音楽学、あるいは民族学全般そうなのかもしれないが、僻地でのフィールドワークという印象がつきまとう。でも、原則的な所に戻ると、民族音楽学で扱う対象は、音楽そのものというよりはむしろ音楽という文化の伝播であり、フィールドワークは伝播の様子を調べる手段でしかない。

音楽はいろいろな時代・地域でそれぞれの形をとって、互いに影響を与えながら成長して、今に至っている。いわば、音楽は人の文化の営みが行われている4次元空間(地域3次元+時間1次元)の中を、生き物のように移動し、成長している*1。だから、足元の日本音楽について、その時間的な発展に関心をもつことと、古典派~ロマン派から現代音楽に至る作曲技法の流れに関心をもつことと、外国の音楽文化との相互交流に関心をもつこととは全て、民族音楽学と言う枠組みの中に含まれる・・少なくとも、信楽さんの狸系の目には。もちろん、全体像はとても大きいので、一人が見渡せる範囲はたかが知れている。

ただ、いつでも、境界線の内がわ(ある定義に基づく判断)にはその外側があることだけは忘れないようにしたい。冠詞のない日本語を使っていると、無冠詞の名詞、不定冠詞付き名詞、定冠詞付き名詞の区分が曖昧になって、「不定冠詞付き名詞」で考えていることをあたかも「無冠詞の名詞」で考えているかのように錯覚して迷路に落ち込むのだが・・

そういう訳で(どういう訳で← お約束・・;)、ここから先、外国の民謡詩・歌曲詩を、それが記憶に残る切っ掛けとなった出来ごとなどを交えながら、紹介してみたい。

 

って、気分を変えたいのに、まだ文章が硬い φ(^ ^;)

*1:プレンティスホール社からプレンティスホール音楽史学という叢書が出版されている。この叢書は、様々な地域の音楽史をカバーしている。