狸系の里 シーズン2

はじめの一歩、二歩、散歩・・

手書き譜+音資料→情報モデル

結局ここでやりたい事を書くと、次の図になる。

f:id:Y_Shigaraki:20150819152212j:plain

伝統譜のディジタル化には次の問題が想定される。

伝統譜は墨と筆で手書きされている。文字、図記号の形、これらのレイアウト規則は一つではない。

そこで・・

-文字、図記号、レイアウトについては標準化を検討するとよい。

--同じ図記号と思われる図形が異なる伝統譜で使われることがある。

--記号の形は異なるが、それが示す内容*1が似ているものがある*2

-抽象レベルが高い所で標準化するとよい。

--特定の伝統譜を代表にするのではなく、音とその繋がり方とを抽象化する*3

-音表現との対応付けは柔軟に行えるようにするとよい。

--音楽に関する調査の進み方に依存して音資料は、録音資料の波形データ、録音資料から推定したパターンの波形データ、音声生成システムへの駆動データなどの形を取り得る。これらに容易に対応できる形式であるとよい。

 

しかしいずれにしても、まずは資料を当たって、音楽理論についてまとめ、文字と図記号の形・名前を収集し、形の特徴*4を計測し、レンダリング方法を決めなければならない。

声楽譜だけを考えるなら楽器の記号は要らないだろうと思っていると、声の高さを示すために笛の指使い記号が書いてあったりもするので*5なかなか油断ならない。文字と図記号について必要かつ十分な一覧を作ろうと思うと、これだけでも結構手数がかかりそうではある。

*1:声の修飾法

*2:声を震わすユリ等。

*3:テキストデータで喩えると、代表的なテキストを指定するのではなく、文書構造を指定しスタイル付けでテキストに繋げる。

*4:大きさ、塗り、など。

*5:筝に合わせて歌うという場合もある。