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狸系の里 シーズン2

はじめの一歩、二歩、散歩・・

やっと繋がった

ここ数日、小泉文夫著の本を三冊読み、やっと柴田南雄著「音楽の骸骨の話」に繋がる。

小泉文夫著(全て青土社

民族音楽研究ノート 

音楽の根源にあるもの

日本の音

 

1.小泉先生の本の内容には、信楽さんの理解する範囲で、次がある。

1) 民族音楽の研究

2) 音楽の基層部分を知る上でのわらべ歌の重要性

3) 音楽の構造の基礎を支えるテトラコルド

2.柴田先生の「音楽の骸骨の話」には次の2項目に三つの話題が示されている。

  1. 日本民謡について
  2. 骸骨図式関連 1節~5節、7節、8節
  3. 兼常清佐日本民謡研究 6節

この節構成、6節が独立の節になっていること、骸骨図式の節に割り込む位置にあることの二点がやや謎めいている。

  1. 12音音楽について

この骸骨図式は、小泉先生のテトラコルド理論を評価しつつ、複数個のテトラコルドが切り替わるなどの現象を五線譜の上にテトラコルドを書いて示すよりは簡潔に書ける記法として導入されている。

 

情報民族音楽学という題でメモを書いている時に、これまで資料を読んできた順が2→1だったので、割り切れない何かが残っていた。2とは言っても2A6節が主で、A6節の内容を計算機で実行するという話が出発点だった訳だけれど、結局それは、音楽の骸骨の話を今の情報技術を基に書きなおすことになる。これはこれらの本を買った時の結論。学校から離れたのは1980年だから、45年以上経つ。

 

昭和33年以降、これまで義務教育の対象から外れていた伝統邦楽が対象に含まれることになった。これに伴って、伝統邦楽関係の書籍が出版されるようになっている。例えば:

・福井昭史、よくわかる日本音楽基礎講座、音楽之友社

田中健次、ひと目でわかる日本音楽入門、音楽之友社

この流れを受けて、伝統邦楽に関する書籍は今後充実すると予想される。

こうなると、情報民族音楽学と言う名称で書いたメモについても、役立て方が見えてくる。つまり、

・伝統邦楽関係の書籍刊行の流れに乗る方向で文書を構成するリソースを集め、

・義務教育を越えて高等教育に繋がる資料作りをサポートする情報技術を研究する。

メモの中で催馬楽譜をWordで写譜するテストを行ったが、これは上記の第二項の準備と位置付けることができる。

 

ともあれこうして、漸く、情報民族音楽学という言葉と具体的かつ現実的な内容とが繋がったと思っている。