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狸系の里 シーズン2

はじめの一歩、二歩、散歩・・

伝統邦楽は詩の世界の住人かも

今朝がたふと、伝統的な日本の音楽は殆どが、音楽というよりは詩なのではないかと思った。

詩の仲間は大きく、印刷された詩(文字を読む詩)と声を出して歌う詩とに分かれる。Wikipediaで詩を牽くとリラを手にもつホメロスの像が出てくるが、声を出して歌う詩の伝統には長いものがある。この声を出して歌う詩の中にはインドのヴェーダがあり、日本にはじめて渡ってきた仏教の経典の唱え方を注記した記号(古博士)にはヴェーダの影響があるのではないかということに触れた文章を見たことがある。

声明からは琵琶楽、能楽が生まれ、琵琶楽は三味線音楽に継承・発展してゆくあたりを追いかけていると、結局伝統邦楽のかなりの部分が声明と言う詩から出て、繊細に・大規模に発展したもの、という感じを受ける。

それはそれでいいのだけれど、伝統邦楽は殆どの部門で詩の朗読からの発展形態であり、詩の朗読形態の発展に注力したことが伝統邦楽の特徴である、と括ることが妥当なら、「情報民族音楽学」という旗の下で伝統邦楽を扱うのは、枠組みの設定を間違えているかな・・