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狸系の里 シーズン2

はじめの一歩、二歩、散歩・・

今このあたり

情報民族音楽学関係では今この辺にいる。

1) 問題の枠組みを、一貫性をもった文章にまとめる

2) これまでに収集してきた情報を整理する ←

3) 課題を選び解決する

 

還暦も過ぎたことだし学生風生活も商売っ気抜きにやってみようかなどと思って、これまで書き散らしてきたメモを整理し、収集してきた資料を纏めなおしている。今、PCのいろんな所にインデックスも付けずに(思いつきで付けたフォルダ名だけが頼りという--)残してきた資料を発掘して整理し直しているところ。

項目1では、音楽をモデル化するにあたり、物理的な特徴量に基づく描画と論理的な特徴に基づく描画とは区別してモデルを作成し、加えてこの二つのモデル間に成立する相互の対応関係を明らかにする、という目的を設定した(つもり^^;)。

物理的な特徴量に基づく描画という言葉は、音声の特徴パラメータ列+聞こえる区切り、という意味で使っている。論理的な特徴に基づく描画という言葉は、楽譜と音楽理論とに基づく描画を指す。

伝統邦楽では、音を口伝で伝え、こちらが基準になっている。これに対して楽譜は目安の位置付けになっている。この両者が一致する保証は無い。民俗音楽を五線譜に採譜した時も状況は同じで、音を聴かなければ楽譜は読めない。音楽を伝えるという事は、結局、物理的な特徴量に基づく描画と論理的な特徴に基づく描画に加えて、この二つのモデル間に成立する相互の対応関係を伝えることになる。

項目2は今手掛け中の話で、纏まってはいない。ディジタル信号処理など、最近では、PCの普及で本当に身近なものになっている。この辺りの現況をうまく取り込んで行こうと思えば、時間を惜しまない方がよい。終わりの方に不安があっても*1。インターフェース誌の6月号に音声信号処理の特集号があって、代表的な技術をサンプルコード付きで説明している。時代が逆転するから無理な話とは判っているのだけれど、これが常識になっていれば、あるいは常識とするよう努力することができれば、学校にいた頃手掛けた仕事ももう少し別な形で纏まっていたのではないか (-人-)。

 

思うに、研究などという世界に踏み込もうとするには、ひたすら自分は何を考えているのかを純粋な形で取り出す時期が要るのではないか。実務で研究という活動に入れば、関係する人間関係のしがらみが優先して、自分の考えて来たことと違っていても現実を優先することになる。関連する学会なんか全然配慮せずに、ひたすら自分は何を考えて来たのかを純粋な形で取り出すなどという時間は、気兼ねなしに試行錯誤ができる時期、具体的には高校~大学学部にかけて、ということになる。実務に入ってから自分の守備範囲を広げるのはなかなか大変*2で、こういう試行錯誤がその人の幅を作ることになる。そう思って信楽さんが学校にいた時分を振り返ってみると、物理的な横幅*3ならともかく、知見の幅はどうだったか。幅を広げる事の意義を充分な根拠をもって説得して来ていたか。全く自身は無いから、過去は過去として、倉庫に収めてしまいたい (-人-)(-人-)(^O^;)。

 

まあ、何はともあれ、現状はこんなところです。項目3に行ったあたりで上代歌謡を取り上げるかもしれない。但し、ここでも、狭い範囲で極めるというよりは、声の表現力という側面に注目して、同時代*4の様々な歌謡形式を扱える情報技術に手が届けばいいなぁと思ってはいる。*5

*1:終活がまだです^^;

*2:ほぼ無理

*3:狸腹

*4:AD0~AD1000^^;

*5:情報技術を適用しようと思えば、図記号や音の記録に関する情報技術の標準化から入ることになるので、手が届く位置まで進めればそれだけで儲けもの^O^